被災からの営業再建 ~地域のために頑張る~
平成30年7月豪雨によりたくさんの会員が被災しました。災害に負けず、地域やお客様のために日々奮闘し、営業再建を果たした会員を紹介します。
助け合いの大切さを実感
自転車 バイク販売・修理 「サイクルハウスはだ」 波田彰さん(76)

バイク販売・修理「サイクルハウスはだ」を営む波田彰さん(76)=城北=は豪雨災害により店舗兼住居が床上40㎝浸水し被災。地域のために商売を続けると奮起し営業再建に取り組みました。
被災直後に地域の人が助けてくれ繋がりの重要さを感じた波田さんは、自分も出来ることをと思い罹災証明のことや通院費が無料になる制度の情報を近所の人たちに教えてあげました。 「大変な時にこそ助け合いの大切さを実感した」と話してくれました。
地域に恩返ししたい
商売を辞めようと考えたという波田さん、「他に頼めるところがない、辞めないでくれ」とたくさんの声があり「災害で助け合った地域に恩返しするため80歳まで商売を続ける決意しました、これからも地域密着でやっていきたい」と話してくれました。 取材中も次々とメンテナンスに訪れるお客さんに笑顔で答える波田さん、地域に根差した商売で地域の復興を担っています。
家族で掴んだ ものづくり補助金 製造業・会員(63)
「平成29年度補正予算ものづくり・商業サービス経営力向上支援補助金第2次公募」の採択業者が10月29日に発表され、会員の製造業男性(63)が機械装置購入費1500万円の3/4を獲得しました。
被災後すぐに挑戦
過去に「ものづくり補助金」に挑み不採択になった経験があった男性会員は「災害により事業が2カ月ストップし被害は大きかった。しかしそれ以上にお客様に迷惑はかけられない、復旧作業で社員に労力をかけさせてしまったという思いが前に進ませてくれた」と被災後すぐに「ものづくり補助金」へ再挑戦を決めました。 「前回の不採択の理由を研究。家族で力を合わせ申請書を作り上げました」と話してくれました。
ネガティブな条件もプラスに
災害を経験しそれをバネに家族でものづくり補助金に挑んだ男性会員は「今まで家族といってもおのおのが自分の持ち場の仕事をしていたが、一丸となり持てるチカラを合わせて取り組んだことで会社として一つ向上したように思います。今後、我々中小業者はネガティブな条件をいかにプラスの材料にしていくかが生き残るためには必要だと思います」と話してくれました。